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2016 / 08 / 01
宝塚歌劇団花組公演「ME AND MY GIRL」無事に千秋楽を迎えました。
7月31日、無事に花組公演「ミーアンドマイガール」が千秋楽を迎えました。見守って下さった皆様に、感謝の気持ちで一杯です。
この作品には演技指導のスタッフとして、参加させて頂きました。最初にこの企画のお話を頂いたのは、昨年の秋のこと。かれこれ、半年以上駆け抜けたことになります。
当初、演出の三木章雄先生より、「再演を続けてきたこの作品を、もう一度新しく作りたい」という強い意志を頂きました。ですから3月15日の集合日から、リンクレイターヴォイスワークとステラ・アドラー演劇の基本エクササイズを生徒達には徹底的に提供しました。自分が歌劇団に在団していたころの事を考えると、かなりの冒険だったと思います。
脊椎、横隔膜、呼吸、脳や身体の能力をもう一度回帰させる共感覚へのワーク、本読みは脚本をしっかり一言一句咀嚼して解釈させてゆくブレイクダウン….
目の前にやることが山積みの生徒たちが、信じて真摯についてきてくれたことが、大きかったです。
昨日の舞台を客席から観て、作品が、アンサンブルがそこに息づき、客席と呼応して、人々が喜び、笑い、涙する。まさに劇場空間がそこにありました。
あらためて、大きな勉強になりました。ありがとうございました。
しばらく、宝塚と東京の往復が続きますが、studio unseen では、この基本的なワークをじっくりと学ぶクラスが続いています。現在、24名の生徒が長期クラスに参加し、切磋琢磨しています。また、個人レッスンを受講して下さる舞台俳優の方もいらっしゃいます。
人間の能力を、場のエネルギーを、最大限に発揮出来るには….想像力と、解剖学と、創造力、この3つの視点から、これからも探求を続けていきたいと思います。
夏は始まったばかりです。今後ともstudio unseen をよろしくお願い致します。