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2015 / 08 / 31
秋を迎えて…..@studio unseen
暦は9月になりました。
studio unseen では、現在「ステラ・アドラー演劇基本テクニーク&戯曲解釈」
「リンクレイターヴォイスワーク基本クラス」「リンクレイターヴォイスワークアドヴァンストクラス」の、3つの長期クラスが行われています。
「ステラ・アドラー演劇 基本テクニーク&戯曲解釈」クラスでは
チェーホフの名作「かもめ」に取り組んでいます。
冒頭の「何故あなたは、いつも黒い服を着ているのですか?」
有名なメドヴェジェンコのセリフから始まるシーンが課題。
これは、シーンをやる前に、アクターの心身をウォーミングアップしているところです。
シーンのブレイクダウンはもちろんですが、大胆な発見を体験してゆくエクササイズも
有効です。9月からは、いよいよ11月の発表会に向けて、各自戯曲とシーンが渡されて行きます。
「リンクレイターヴォイスワーク基本クラス」では、連日の猛暑で少しエナジーが低くなりがちなところを、サウンドムーブメントでエナジーアップ。
骨格の各パートにイメージの「色彩」を入れてゆき、それを動きとサウンドで響かせてゆくものです。
「雪のような純白な頭蓋骨」「黄金色の脊椎」「ホットピンクの骨盤」
など、生徒達は自由にイメージを持って身体を鳴らし始めます。
そのワークのあとで、対話が始まります。
通常出さない声、もはやサウンドと言ったほうがしっくりきます。
人間が言葉を発する以前の、原初的なコミュニケイションを体験してゆくのです。
3月から始まり6ヶ月間続いたヴォイス基本クラスは、前半が8月で終了。2週間のお休みを挟んで、後期クラスは9月20日から始まります。グループレッスンでの醍醐味、皆で学び合う時間が
芸術の秋に始まろうとしています。