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2015 / 07 / 13
2015 July studio unseen 長期クラス進行状況のお知らせ!
7月に入り、街は一転して夏に。
スタジオへ向かう途中にある花屋さんには素敵なサルビアが入り、衝動買いしてしまいました。
スタジオでの長期クラス、リンクレイターヴォイスクラスは「channel」に入りました。
「顎」「舌」「ソフトパレット」
ここのパートは、サウンド(音)のベーシックフォーメーションに対して、
まったく関係の無いところです。
しかし、ほとんどの人が「顎」「舌」「ソフトパレット」が、
代わりに頑張って音を出そうとします。
それは、呼吸の「代行」や「補うこと」をしてしまうのです。
サウンドに必要なのは、自由な息とthought 。
なので、ここでのエクササイズは、頑なに何かをやろうとする顎の筋肉を説得し続け、
頑固に自由な息の代行をしようとする「舌」に、「もういいよ、やらなくても、私の息は自由なのだ」と
具体的なメッセージを送り続けることをやってゆきます。
クラスは、ここではゆったりとイスに座ってのワークが増えます。一人一人と対面してのワークです。
人間のシステムは、意識的なものよりも、無意識下のシステムのほうが優れています。ところが
教育、しつけ、対面、など外的な要因で人は自己を守るために、
意識的な回路を通して声を調整してきています。
ここのワークでは、本人も思ってもみなかった領域に触れることがあります。しかし、舞台俳優は
人間の「怒り」「悲しみ」「歓喜」「エクスタシー」など、ダイナミックな感情のエクスプレッションを
表現する責任があります。そのためには、こういった周り道をしてきた回路を
もう一度自由にしてゆく必要があるのです。