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2014 / 10 / 23
ラストポエトリーナイト「残像」無事に終わりました!
一年、あっという間のような、それでいて、学びの月日を重ねた実感があります。
9名(当日は1人体調不良の為欠席)の受講者と共に、一年間続いたリンクレイターヴォイス基本クラス、10月19日に
ラストポエトリーナイト「残像」を行うことが出来ました。
プログラムの最初は公開ウォーミングアップです。
私のリードにより、リンクレイターヴォイスワーク”Freeing the Natural Voice”の
ウォーミングアップを行います。これらのエクササイズを生徒達は一年間かけて学びました。
次にSF作家ジョン・ヴァーリーの短編「残像」からインスピレイションを
貰って作りました。身体と声、空間に響いてゆく音との即興です。ピアノは
藤田爽和子さん。
listen, react, response…..
動き、静止、無音、息、声……….言葉ではない、物語が流れ出します。
そこから「詩」「モノローグ」の暗唱へ…..。
あなたの声ではない、あなた自身を聴くのです。
”I don’t want to hear your voice, but yourself”
池側生也 ・・・「ガラスの動物園」より モノローグby テネシー・ウイリアムズ
佐藤草子・・・「森がある」by 大崎清夏
湯本はるな・・・「夫チェーホフ] より「手紙 ー 今は亡き夫へ」1904年8月19日・20日 by オリガ・クニッペル
柴山佳毅・・・ ソネットby ウイリアム・シェイクスピア
城山夏来・・・・・・ 「クマよ」より by 星野道夫
関口紗也乃・・・・・・「I was born」by吉野弘
福田長子・・・・・・ 「わたしは誰でもない人! あなたは誰?」 by エミリ・ディキンソン
徳山ひかり・・・・・・ 「創造の呪文」by K・レイン
共演者とピアノは、共鳴して時に鳴り、時に潜み、そして絡み合い、空間に浸透してゆきました。
それぞれの旅路を思うと、感無量です。
特に今年は私がスコットランドに行っていた間、身体ワークを主体に、アレクサンダー・テクニーク講師、福本亜紀さん、そして宝塚の同期生で、ピラティスとヤムナを中野万知子さんに指導して頂き、
皆様、ありがとうございました!
私の心にはまだ当日の「残像」が残っています。
そして、秋の雨の音を聴きつつ、ふつふつと浮かぶ、次への構想。
また新しい旅路の出発です。