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2015 / 03 / 05
3月22日まで歩み その7
中村紀子さん。
お母さん、主婦 世田谷区在住。
たまたま地元中学校体育館でやった「A Thousand Cranes〜禎子と千羽鶴〜」を観てくださっていました。
毎年手作り味噌を作っちゃう紀子さん。
じつは、東都生協の当時は理事をされていて、
「平和のつどい」という企画プロデューサーであったということを知ったのは、
知り合ってだいぶ経ってからの事でした。
あとから、聞けば、息子がお世話になっている小学校のPTAヴォランティア
読み聞かせグループの「モーニングスープ」の発起人。
紀子さんが私の活動を見つけて下さったのも、
「二子玉川生活」というblogで、地域情報を発信している主婦の方の情報。
舞台活動からかけ離れて子育てしていた私に、結果舞台に作品を
乗せるチャンスを下さったのは、この二子玉近隣を愛している地域の
お母さんパワーでありました。
東都生協から予算と劇場を提供される企画の初ミーティングは
地域の図書館の上の和室だったと思います。
ところが、この企画は企画会議で、却下。
流れてしまいました。
しかし、紀子さん、粘り強い!
もう一年たって、実現されます。
私にとってははじめての、予算がついた劇となります。
「A Thousand Cranes 〜禎子と千羽鶴〜」の台本を持って
嬉々として、紀子さんに会いに行きます。ところが、意外にも紀子さんはこう言います。
「倫子さん、他の作品でもいいですよ」
これまで、同じ作品を扱うにあたって、毎回違った形で
上演してはいましたが、毎年やっていると、どこかで、ああまただ、という甘えと
焦りが生じます。
ちょうど、先にも書きましたが、もろもろ壁にぶち当たってあがいていたので、
これは、嬉しい言葉でした。
最初からのオリジナルを書きたい!!
東都生協からの条件はこうでした。
*4月から会員の子供たちで劇をやってみたい子を募集する。
*その演劇体験のまったく無い子供たちを4ヶ月トレーニングして、舞台にあげる。
*「平和のつどい」という企画に付随した作品だから、内容は「平和」をテーマにして欲しい。
そうなると、登場人物の人数は最終的には募集してみないとわかりません、しかも、
子供たちが主役の話です。子供たちが男の子も女の子も、20人来ても、5人でも対応出来る内容の必要があります。
伯父さんのエッセーだ。あのラストシーンはぴったりじゃないか!!
ただ、伯父のエッセーは当時の県立金沢第一中学3年生の男の子たちです。
募集する年齢は小学校中学年から中学生まで。年齢を下げなくてはなりません。
この頃、東京新聞ではおもしろい企画が毎週日曜日に載っていました。
こういう時はパズルが1つ1つ音をたてるようにはまり始める時です。
その東京新聞の記事が、私のやりたいことと、完全に合致しました。
それは……