Blog ブログ
-
2015 / 02 / 13
3月22日までの歩み その3
山のような写真集は桃井和馬さんという方の本でした。
取材地は、紛争地からアマゾン、アフリカ、ロシア、南米、etc.etc….
この人のパスポートの出国入国スタンプはあっという間に一杯になっちゃうんだろうな〜
などと、思いつつ著作を読ませて頂きました。
そして、その方の講演会が近くの教会であるというので、私は、のこのこ出向いて行ったわけです。
実際にその眼で真実を見た人の話を聞きたい。
その日は、穏やかな日で、東急大井町沿線の駅からすぐの小さな教会で、
アットホームな講演会だったのですが、最後に質問させてもらうことがあったので、
つい、私は聞いてしまいました。
「あの、桃井さんは、その眼で世界中の戦争や悲劇や不条理を見ていらしたけど、
平和というものはあるのでしょうか?」
今思えば無茶ぶりな質問です。でも、桃井さんの答えはきっぱり、
「平和なんて、無いです。ただ、平和を希求しない奴はダメだ。
このように、机を挟んで、この距離で、こうやって語り合う、ここにそれがあるんですよ。」
あっさり「無い」と言われ、むしろ何か軽くなったような、
そうか、この距離でいいのだ、向かい合った人と
語り合う、ここにそれがあるのだ。
当時の私には、かなり救いの言葉でした。
そして、その著書の中の一冊にあった、子供たちへ書かれた本には、
「一日を愛し、一年を憂い、千年に思いを馳せる」
というメッセージがありました。
平和の子供劇を作っていて、自分の息子をほったらかしにしてしまったり、
人間関係でまったく平和どころか、和解すら出来てなかったり、
ついつい、自分自分自分になってしまっている矮小さ。
こんなふうに、時空軸を持って、生きることが出来ないものかなぁ….
PTAに出かけながら、二子玉川の奥地の菜の花畑をぷらぷら歩きながら思うわけです。
そこに、めずらしく私のおじさんから電話がありました。
それは…..